gyutanyaroのブログ

日々のつれづれを。

思い出したので・・・

車を買い替える際に、それまで乗っていた車とお別れする時って、どうしてあんなに寂しい思いをするのだろうって話です。


初めて車を持って以来、7台の車と一台のバイクにお別れの場面が生まれました。


なぜか、最後の日が近づいてくると、洗車をしたり家族で「最後のドライブ」をしたりとある種の儀式だった行いを経て、その日を迎えてきました。


言ってみれば単なる工業製品の一つであり、無機物の固まりなのですが、マイカーとしてやってきたその時から、相棒として、また家族の一員としてともに毎日をすごしてきた車は、いつしか家族にとって大きな存在になっていきます。


いままで最も長く所有した車は、ホンダのラファーガ。この車名を今の若いホンダのディーラーマンに伝えたところ、彼は知らなかったほど不人気車ではあったようですが、今でも私は自分の車遍歴のなかで、ベストと感じていたほど相性抜群の車でした。13年もの長きにわたり家族に貢献してくれました。


会社としても、家族としても最もハードな時期をともにしてきたその思い故か、最後に業者に引き取られていく姿を見たときに、不覚にも涙をこぼしてしまうほど、強い思い入れがあった車でした。


すでに世の中ではカーシェアリングの時代へと、クルマはガソリンから電池へと、などなど私達の時代に位置していた車の存在が大きく変わってきています。


はいはいそうですか、と今まで通り柔軟に、従順に世の中に従っていくことでしょうが、一台の車への純粋な思い入れは、やっぱり大切な思い出として、そっと心の中にしまっておきたいなと思います。


(ユーチューブで、クルマをとりあげて楽しく伝えてくれる「まーさん」の番組中で、少し以前のBMW3シリーズがお別れの場面を紹介しておりました。妙にジーンと来てしまい今日は、このような話題となりました)