gyutanyaroのブログ

日々のつれづれを。

不思議なことって、ある、ほんとに。

母のこと。昨年の初夏の折、お口の中にガンが見つかり大学病院にて切除手術。その後、転移のため、年末に再手術。そして、2月から明日までの予定で、放射線治療のため入院中。


私のこと。昨年8月母の手術に伴う付き添いで、帰省。その際に、歯茎に違和感を感じ、9月より歯科医院に受診。レントゲンでの診断の結果、歯茎の一部切開をするが、病巣の部位が顔の神経の束が占める場所に近似しているため、処置できないまま縫合。


以来、毎週通院しながら化膿している部分への処置が続く。2月後半に歯科医からもう一度麻酔をして、切開を試みるとの説明。処置後、多少良くなるものの、すぐに今回の治療期間の中で、最も状態が悪くなる。すぐに、歯科医院を訪ね、処置を施してもらう。


意を決したような歯科医の気合の入った治療で、その日を境に急激に快方へと。


明日は、私の誕生日。母の放射線治療の最終日。そして、私の今回の歯科治療の最終日。


母の最初の手術に立ち会ったおかげで、自分の歯茎の切開ごときことがいかに、小事かを知り、恐れずに治療に臨むことができ、明日は半年以上にもおよぶ治療の区切りをともに味わうこととなる。もちろん、偶然であろうが、同じような場所が不調となり、区切りの日を共有できる、


「共時性」とよぶには、少々物足りないが、少しだけ親子のつながりを感じた出来事だった。