gyutanyaroのブログ

日々のつれづれを。

残しておきたい、ただそれだけなのですが。

それは、思い出であったり、ほわっとしたやさしい記憶でもいいし、まぁよくわからないのですが。


ふとした時に、来年の今頃もしかしたら生きていないのかも、などと考えだすと、不思議と「やること、やっておかなくちゃ」などと心が軽く浮足立ってしまう。


まぁ、ろくなオヤジではなかったので、罪滅ぼしか。


数年前に苦しんだ自宅ローンの支払いから解放され、娘たちが嫁いでいき、孫がうまれ、自宅のリフォームも終了。年金をいただきながらサラリーマン生活の第2章がスタートしたところ、なんとガンの発見。


昨年末以来、身近な方が亡くなることが増えてきていましたが、どうやらその輪の中に引き寄せられているわけで。


ドラッカーが「どんなあなたとしてあなたは、他人に認知されたいですか?」との問いがありました。


いい人かな、私は。あのひと、いい人だったよね、と。
それだけで十分なのですが、現実、あまり今のところ、いい人ではない、と自覚している。


残された時間?のなかで、さて、どこまでいい人になれるか、結構切実な課題になっている。

人間は感情の生き物、確かに実感。

長らく「メタボです」との健康診断結果に、ちぇ、また今年もかと。


ところが、状況一変。


がつんと痩せた私。64㎏から、55㎏台へと。


ズボンのウェスト、どうにかしてくれ~
Tシャツ、Sサイズ一択。


でもこのところ、時々、57㎏に。
そうすると、何かいやぁ~な思いになるのはなぜ?


あんなに、なりたかった夢!の50キロ台を維持しているのに。
自分の脳の構造がよくわからない、そんな私でした。


(ちなみに、私の体型からして58㎏が理想の体重と久しく言われ続けておりました)

今年は凄い、と実感。

5月のゴールデンウィークの終わりとともに始まった、自宅リフォーム工事。
月が替わり、一週間ほどがたって、いよいよ完了をむかえようとしている。


我が家は、住まいに住みながらの工事。また、業者が図面をひくことなく進めたため、なかなかできない経験をすることになった。家内は、専業主婦のため自宅にいることができたため、工事中の決定事項を伝える中心的役割を担った。


たとえば、キッチンの据え付け場所、コンセントの取り付け位置、クロスを貼る際の場所の決定等々、重要な仕事をこなしてくれた。些細な数センチが使い心地に大きく影響する。そこを高い満足感で終えられるかどうかがリフォーム工事の成否なのだと実感している。


残りの人生のなかで、こんな経験はきっと2度とないのだろうが、今まで子供たちとの生活の場であった70平米が二人だけの空間に代わって、どうしたら快適な空間になるのか、時間をかけて考えた結果、大変満足のいく状況になった。


さて、そんな中、自分の体の中に異変が発見された。事の発端は、この2月頃から始めた糖尿病の治療において、短期間に5キロほどの体重が減ったことから家内に、医師に相談したほうがいいのではと言われ、診察。ではと、CTを撮ったところ、腎臓に何か、ふわふわとした画像が。日をおいて、MRI検査を実施。出てきました、はっきりと腫瘍が腎臓にへばりついているのです。


その後、別の総合病院にて超音波診断。やはり、出てまいりました。近々、他の部位への転移を調べたのちに、また別の病院に送られる予定(ロボット手術ができる病院を紹介するとのことで)


会社にしがみついている身としては、これを機会に無職の身に進化できるかと思いきや、新社長の登場と、新プロジェクトで海外絡みの案件をまかされることになり、今やサラリーマン生活で最も中身の詰まった時間を送る羽目に。


90代の両親、義両親を4人抱え、昨年生まれた初孫の動画に心を動かされ、楽譜の旋律でいえば、まだクレッシェンドの毎日。この週末は、義両親と温泉一泊の予定。


あぁ、7月に手術ならば、お盆の帰省には体が動くかなぁ、9月の登山の予定はそのまま行けるかなぁと、何せ、痛みも苦しさも食事も、排尿排便も通常通り、食欲など栄養指導がなければ、毎食白飯をおかわりできるほどの状況。あの時CTを撮っていなければ、絶対わからないで今日も一日過ごしていたはず。


そういえば、年末にけんぽ協会から届いた、あなた通院していませんね、のご案内。今の自分の状況を考えると、感謝です。あの通知後、フリースタイルリブレを装着し、食事と自分の身体の中のリアルタイムを知り、さらに毎食、管理栄養士に食事を写メって報告、それに対して、サイト上でアドバイスを毎回いただき、私の食生活は、この半年ですっかり変わりました。なにせ、白飯毎回電子スケールで重さをはかるんですよ、朝、昼は、120g程度、夜は100g以下。


一番の変化は、夜ご飯において、ずっと糖質の取りすぎを心配して白飯を摂らなかったのを、とらなければダメと指導され、それを実行したところ、とにかく体重の減少がはじまったということ。これは、時同じくして糖尿病の投薬もはじまっているので、相乗効果というか相乗的な結果が私の場合体重に出ているのだと思う。


また、よく運動を推奨されるが、私の場合、詳細は省くが、ここに関してはハナマルの毎日。


今後、手術に向けていろいろと進めば心中穏やかではいられなくなるのかもしれないが、ほぼ60年ぶりの入院生活に、妙な期待をもって少しずつ準備をはじめているところでもある。
なにか、すべての集大成がはじまったのかもしれない。


逃げずに正面から向かい合って行こうと思う。